Re:Cubisme
人の視覚は、現実をそのまま写し取っているわけではない。私たちは記憶や想像、価値観といったフィルターを通し、常に着色されずれた現実を認知している。 本作では、その知覚の構造をキュビズムにおける複数視点の考え方を参照しながら、映像という時間軸の中で再構築した。8台のモニターを用いたインスタレーションによって、世界を断片的に切り取りながら知覚している人間の視覚を可視化している。映像はそれぞれ独立して動きながら、ときに時間軸が一致し、再び分離していく。 各モニターには、異なる視点から捉えられた実写の人間の映像が映し出され、時間のずれやエフェクトの重なりによって、記憶や認知が交錯し、次第に歪んでいく様子が現れる。それらの断片は、ひとつの現実を示すものではなく、「見る」という行為そのものの不確かさを浮かび上がらせる。
CREDIT|SOLO WORK
Director / Cinematography /Editing / Motion Graphics / Sound
Kumagai Manami
TOOLS
After Effects
2025-12